OWON B33 / B35 / B41 / CM2100B / OW16 / OW18 (Bluetooth 4.0 Ver.) をパソコンに接続する方法について

B33	B33+	B35	B35T	B35T+	B41T+	CM2100B	OW16B	OW18B	OW18E

<< ワイヤレスアダプターを入手する >>

1. Bluetooth 4.0 バージョンの場合、パソコンと接続するためには専用のワイヤレスアダプターが必要となります。 OWON 専用の USB ドングルの他、Silicon Labs 社の BLED112 ( BLED112-V1 または BLED112-V1C ) を使用します。 因みに BLED112 の方が快適に動作するので、そちらをお勧めします。
   
   

   ・	BLED112 USB ドングル
   ・	OWON 専用 USB ドングル
   ※	OWON 専用のドングルは品切れになっているようです。

   
   

1. 実際に購入してみると OWON 専用のものはメーカーや型番などのプリントは一切なく、見ただけでは何なのか全くわからないものです。 BLED112 は Bluegiga と小さくプリントされています。

BLED112	OWON 専用ドングル

1. パソコンの USB ポートに挿し込むと Windows10 の場合はドライバーが自動的にインストールされ「USB シリアル デバイス (COMxx)」という仮想 COM ポートとして認識されるようです。(COMxx) の xx の部分は実際に関連付けられている COM ポート番号となります。

1. もしもドライバーがインストールされない場合は、以下の手順でインストールしてみてください。

<< 専用ドライバーのインストール >>

1. BLED112 の USB ドライバーはここからダウンロードできます。 Show 5 more Software をクリックして全てのソフトウェアを表示すると、その中に BLED112 Windows Driver があります。 ダウンロード後はインストーラーの指示に従って作業してください。

2. インストール後、デバイスマネージャで「Bluegiga Bluetooth Low Energ (COMxx)」という仮想 COM ポートとして認識されていれば完了です。 (COMxx) の xx の部分は実際に関連付けられている COM ポート番号となります。

1. OWON の ホームページから owon_multimeter_pc_software_en.zip をダウンロードします。

2. zip 圧縮されているので、これを解凍すると、更に「bluetooth stack installation package.zip」という圧縮ファイルがあるので、これも解凍します。
   

3. 「Multimeter_bluetooth stack installation package_20221111」というフォルダーの中に BLE-CC254x-1.5.0.16.exe という実行形式のファイルがありますので、 これを実行して TI BLE-Stack や BTool をインストールします。

4. BTool が正常にインストールされると、C:¥Texas Instruments というフォルダーの中にドライバーファイルがコピーされます。

5. デバイスマネージャーでポートを確認した時、「不明なデバイス」や「USBシリアルデバイス (COMxx)」など、「TI CC2540 USB CDC Serial Port (COMxx)」 以外の名前になっている場合、 これを右クリックして「ドライバーの更新」をクリックするとドライバーの検索方法を確認する画面が開きますので、 ここでは「コンピューターを参照してドライバーソフトウェアを検索」の方をクリック選択します。

6. 「参照」ボタンをクリックしてドライバーファイルのコピー先フォルダー（C:¥Texas Instruments）を選択し、「OK」ボタンをクリックします。

7. 場所が C:¥Texas Instruments になっていて「サブフォルダーも検索する(I)」にチェックされていることを確認して「次へ」ボタンをクリックします。

8. セキュリティー警告が出たら、これを無視して「インストール(I)」ボタンをクリックします。

9. ドライバーが正常にインストールされると以下のようなメッセージが表示されますので、「閉じる」ボタンをクリックしてダイアログを閉じた後、パソコンを再起動します。

10. パソコンの再起動後、デバイスマネージャで「TI CC2540 USB CDC Serial Port (COMxx)」という仮想 COM ポートとして認識されていれば完了です。 (COMxx) の xx の部分は実際に関連付けられている COM ポート番号となります。

11. TI BLE-Stack や BTool は必要なければアンインストールしても差し支えありません。また C:¥Texas Instruments フォルダーも削除できます。

<< マルチメーターの準備 >>

1. ワイヤレスアダプターをパソコンの USB ポートに挿し込んでおきます。また、マルチメーターが近くの iPhone や Android 携帯などに Bluetooth 接続されていないことを確認します。

2. ロータリースイッチを測定したいモードに合わせて電源を入れます。

3. △/ボタンを長押しして画面左上にマークが表示されることを確認してください。

<< Ts Digial Multi Meter Viewer で使ってみる >>

1. Ts Digial Multi Meter Viewer を起動し、使用するマルチメーターとして「OWON OW16/OW18/B33/B35/B41 (BLE4.0)」を選択し、適切な COM Port を選択します。
   

2. メニューバーから [Function]-[Connect] を実行するか、ツールバーの [CONNECT] ボタンをクリックすると近くのマルチメーターを探します。

3. マルチメーターが１台しかない場合はそのまま計測を開始しますが、複数台ある場合は以下のような選択画面を表示しますので、 受信したいマルチメーターを選択して「OK」ボタンをクリックします。

    OWON 専用ドングルの場合、認識できるのは最大で5台までのようです。
    マルチメーターの名前はわかりやすい名前に変えておくことも可能です。

4. しばらく待つとマルチメーターからデーターが送られてきます。

<< 上手く動作しない場合 >>

1. マルチメーターの検索動作を繰り返して接続できない場合、以下について確認してください。

1. ドングルが Bluetooth 機器とペアリングされたままになっている場合があります。一度パソコンの USB ポートからドングルを抜いて、再度差し込んでください。ほとんどの場合、これで解決します。
2. デバイスマネージャを起動し「ポート（COM と LPT）」の中に「USB シリアル デバイス (COMxx)」や「TI CC2540 USB CDC Serial Port (COMxx)」または「Bluegiga Bluetooth Low Energy (COMxx)」というデバイスがあり、エラーがないことを確認します。
3. 更に「ユニバーサル シリアル バス コントローラー」の中にエラーになっているデバイスがないことを確認します。
   エラーになっているデバイスがある場合、ワイヤレスアダプターを抜き差しすると解決する場合があります。
4. 他の無線アダプタやパソコンの Bluetooth 機能が有効になっている場合、通信不良を起こす場合があるようです。USB ポートから関係のないものを全て取り外し、パソコンの Bluetooth 機能も OFF にして試してみてください。
5. 純正の通信ソフト（multimeterBLE）が正常に動作することを確認します。
   正常に動作しない場合 Bluetooth の接続待ちがタイムアウトになっている可能性があります。一度マルチメーターの電源を入れ直し △/ボタンを長押しして再接続してみてください。